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このページの説明は、

2017年5月17日(水)午前8時30分までの仕様に基づいて記載しています。

​最新の仕様には対応していませんのでご注意ください。

 漁船操船 (応用編)

はじめに

このページでは、漁船操船の応用として、オオクジラ(以降、単に「クジラ」と表記)を追うときの操船方法を説明しています。
 

クジラ狩猟に参加されたことはありますか?

参加者全員が漁船に乗り、ハンドキャノンでクジラを撃ちますよね。

​何回か参加された方は、乗った船によって「よく当たる。撃ちやすい」あるいは「ぜんぜん当たらない。撃ちにくい」などと感じたことがあると思います。

捕鯨船の操作は、ただ漁船を走らせればよい、というような単純なものではありません。

撃ち手としての経験や操船者としての前提知識が必要ですし、操船時にもいろいろと考慮しなければならないことがあります。

​このページでは、「撃ちやすかった」と評価される船長を目指すために、捕鯨船の船長としての知識やテクニックを説明しています。

なお、次の点にご留意の上、お読みください。

  • キーボードでの操作を前提に説明しています。

キーボード以外のデバイス(ゲームパッドなど)を使っている場合は適宜読み替えてください。

  • 以降の説明は、すべて筆者の経験に基づき記載しています。

記述の誤りや過不足、より良い操作方法などありましたら、ご一報いただけると助かります。

  • 以降の説明は、2017年5月8日現在の仕様に即して記載しています。

目次

​1 クジラを追うときの基本知識

1 クジラを追うときの基本知識

捕鯨船の船長として、まず次の4つの項目を理解しておきましょう。

  • 撃ち手

  • ライン

  • ヒットエリア

  • 漁船の位置取り

 

​以降で順に説明してゆきます。

1.1 撃ち手

 ​1.1 撃ち手

言うまでもないことですが、船だけではクジラを狩ることはまずできません。捕鯨には撃ち手が必要です。

ときどき、ほとんどクジラを撃った経験がないのに「捕鯨船の船長をやりたい」という方がいらっしゃいますが、これは無理です。

良い船長になるためには、撃ち手の経験が必須です。

まずは、何度もクジラ狩猟に撃ち手として参加し、次のような観点でいろいろと考えてみてください。

  • 乗った船が撃ちやすいか、または、撃ちにくいか。

​「なぜ撃ちやすかったのか」または「なぜ撃ちにくかったのか」

  • クジラを撃ったときに、当たりやすいか、または、当たりにくいか。

「なぜ当たりやすかったのか」または「なぜ当たりにくかったのか」​

  • ハンドキャノンの射程距離はどのくらいか。

​撃つときの視点と操船時の視点は異なります。しかし、撃ち手視点での距離感を押さえておくことは大切です。

  • ​ハンドキャノンの射撃可能な射角はどのくらいか。

1.2 ライン

 ​1.2 ライン

クジラの背骨の延長線のことを、ラインと呼びます。

このとおり、難しくもない簡単なハナシですが、捕鯨船の操船ではとても大切な考え方ですので、覚えておいてください。

1.3 ヒットエリア

​ 1.3 ヒットエリア

​ハンドキャノンでクジラを撃つとき、どこから撃っても当たる、という訳ではありません。

例えば、クジラの真横から撃ってもほとんど当たりませんが、真後ろから撃つとほぼ必中です。

ハンドキャノンで撃ったときに、クジラに必中する範囲をヒットエリアと呼んでいます。

ヒットエリアは次の図に示す位置だけです。とても狭い範囲です。これ以外の位置から撃ってもほとんど当たりません。

左図をはじめ以降の図では、便宜上、ヒットエリアをピンクの楕円で表現しています。実際は長方形に近い形だと思います。

長方形の横幅は、おそらく漁船の幅より少し広いくらいです。

縦幅は・・・むずかしいですね・・・おそらく漁船の1/2~2/3くらいの長さだと思います。

コラム:昔はね、どこから撃っても当たったんです​​!

昔はどこから撃っても当たったんですよね。横はちょっと当てにくかったかな…。

「尾びれの真後ろから10°ズレた位置」がベストの位置取りとされてました。​そのため、1頭のクジラを複数の漁船で捕鯨してたんですよね。

「1PTで1艘の船を出す」って、今では何となく形式的なマナーみたいになってますが、当時は鉄則でした。

​2016年の春か夏ころでしたか(はっきりとは覚えてないですが)、急に仕様が変わっちゃって、真後ろからしか当たらなくなったです。

1.4 漁船の位置取り

​ 1.4 漁船の位置取り

​クジラを狩るときの漁船の位置取りについて説明します(これまでの説明で見当はついていると思いますが)。

捕鯨における船頭の役割とは、撃ち手が当てやすい位置に漁船を置き続けることです。

1.4.1 理想の位置取りを理解する

​  1.4.1 理想の位置取りを理解する

​クジラ狩猟における、漁船の理想の位置を左図に示します。

ラインに、漁船のキール(背骨)を合わせた位置、それが漁船の理想の位置です。

​できる限り、漁船がこの位置に来るように操船します。

1.4.2 ヒットエリアに船首を置く

​  1.4.2 ヒットエリアに船首を置く

できる限り、理想の位置(ラインにキールを合わせた位置)に漁船を付けたいのですが、実際はなかなかうまくいきません。

​クジラは直進するだけでなく、反転したり、斜めに進んだりするためです。

​位置がズレて、尾びれの斜め後ろあたりから撃っても当たりにくく、また真横から撃ってもほとんど当たりません。

​そこで、ここではヒットエリアと漁船の位置について考えてみます。

​ところで、クジラを撃つとき、撃ち手のみなさんはどこにいますか?​

通常は、船首のあたりで密集して撃ってますよね?

​それを考慮すると、船首部分を、常にヒットエリア内に置くように操船すれば、効率よく当てさせることができそうです。

​ただし、基本的に撃ち手は、船の進行方向を向いて、座って撃っています。そのため、射角に制限があります。

斜め程度であれば撃てますが、真横に向かって撃つことは困難です。

1.4.3 漁船の位置取りの例

  ​1.4.3 漁船の位置取りの例

​漁船の位置取りの良い例、および悪い例を次に示します。

●良い例

●悪い例

2 捕鯨船の操船テクニック